口腔がんの進行度
こんにちは!白金歯科医院です😊
口腔がんの治療はさまざまな検査結果から口腔がんの病期(ステージ=進行度)を決め、
それによって治療法を選択します。
今日は口腔がんの進行度についてお話しします。
口腔がんの進行状態は一般的に腫瘍の大きさ(T)、
頸部リンパ節転移があるか、ある場合はどこにどのくらいの大きさの転移巣があるか(N)、
遠隔転移があるか(M)の項目で評価します。
またT、N、Mそれぞれの項目を組み合わせて病期の診断が行われます。
・ステージⅠ:原発病変の大きさが2cm以下で、頸部リンパ節転移がないもの
・ステージⅡ:原発病変の大きさが4cm以下で、頸部リンパ節転移がないもの
・ステージⅢ:原発病変の大きさが4cm以上で、頸部リンパ節転移がない。または、
患側リンパ節転移が1個で3cm以下のもの
・ステージⅣ-A:原発病変が口腔の周囲の臓器などに浸潤したもので、
頸部リンパ節転移がない。原発病変に関わらず、
患側リンパ節転移1個が3cm以上6cm以下、
または2個で6cm以下のもの
・ステージⅣ-B:原発病変の大きさに関わらず、リンパ節転移が6cm以上のもの
・ステージⅣ-C:原発病変やリンパ節転移に関わらず、遠隔転移のあるもの
診断時のステージは小さいほど5年生存率が高くなります。
さらに治療方法の選択肢が広がり、機能を温存した状態での根治を望むことができます。
良かったら参考にしてみて下さい。
白金歯科