色々な歯磨き剤の使い方
こんにちは!白金歯科医院です😊
歯磨き剤の形状には一般的な練りタイプの他にも様々あります。
今日は色々な歯磨き剤の使い方についてお話しします。
歯磨き剤には練りタイプの他に泡タイプと液体タイプがあります。
泡タイプの利点は少量で使えることです。
うがいが苦手な低年齢児(1~3歳)や高齢者に対しても使用しやすく、
虫歯予防に効果的であるといわれています。
そしてエナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイトへのフッ化物イオンの吸着速度を上昇させ、
耐酸性を向上させることから虫歯予防効果が高まることが実験的に証明されています。
(参考:①液状フッ素製剤における泡の物理化学的性質:HAPへのフッ化物イオン吸収機構 口腔衛生会誌/田嶋和夫
②酸処理エナメル質のフッ素取り込みに及ぼす界面活性剤の影響 歯科医学2002/土居貴士)
液体タイプは歯磨き剤で洗口してからブラッシングするため、
歯ブラシだけで磨きにくい歯間部のプラークコントロールにも効果があります。
またブラッシング後に水ですすぐ必要がないため、
災害時など水が貴重な時にも使えます。
注意が必要な点としてどちらのタイプも清掃剤(研磨剤)が入ってません。
過剰なブラッシングによる知覚過敏の発症を抑制できるという利点もありますが、
外来性の色素が着色しやすくなるという欠点もあります。
ブラッシングの効果を高めるには歯磨き剤だけに頼らず、
歯ブラシによる正しい歯磨きの仕方が大切です。
軽い力加減で丁寧に歯磨きを行いましょう。