アルカリ性食品を食べても口の中は酸性?
こんにちは!白金歯科医院です😊
砂糖なしの炭酸水でも歯に悪い?でもお話ししましたが
歯は酸性に弱く、飲食での口腔の酸性化は虫歯のリスクをあげることにもなります。
では「アルカリ性食品ならば口腔の酸性化を防げるのではないか」と考える方も
いらっしゃるかもしれません。
今日はアルカリ性食品を食べても口の中は酸性?についてお話しします。
酸性食品とアルカリ性食品の分類とは食品に含まれる無機陽イオン(ナトリウム、カリウムなど)
無機陰イオンのバランスで判断されます。
例えば無機陽イオンをより多く含む海藻やお酢はアルカリ性食品に、
無機陰イオンをより多く含む肉類や卵は酸性食品に分類されます。
口腔内の環境は唾液の影響を強く受けます。
食品中の無機イオンが口腔内で唾液に溶出する量は微量であり、
食品中の無機イオンによって、口腔内のpHが大きく変化する可能性は低いです。
一方、食品自体の酸性度は口腔内に影響を及ぼします。
酢はアルカリ性食品ですがpHがエナメル質の臨界pHより低く、
頻繁に摂取すると酸蝕症の原因になります。
以上のことから口腔内はアルカリ性食品・酸性食品に関係なく、
食品自体のpHが影響されます。
良かったら参考にしてみて下さい。
白金歯科