禁煙後の口内炎
こんにちは!白金歯科医院です😊
「ニコチンパッチを使って禁煙を始めました。
禁煙後に口内炎ができたのですがどのように対応すればよいでしょうか。」
こんな質問をいただきました。
今日は禁煙後の口内炎についてお話しします。
習慣的に喫煙している人の体内には常に一定量のニコチンが存在します。
タバコをやめるとニコチンが身体から徐々に抜け、
タバコにとりダメージを受けていた組織や機能が正常に回復していきます。
その過程で現れる様々な症状を禁煙離脱症状(タバコの禁断症状)といいます。
(参考:禁煙の影響:確定症状とその経時変化/Hughes JR)
禁煙後に出現する口内炎(口腔腫瘍)もこの離脱症状の一つであると考えられています。
ニコチンパッチを使用したことによる副作用ではありません。
禁煙を開始した人のうち約40%に発症するといわれており、
ほとんどの場合、禁煙を始めて2週間以内に現れます。
(参考:禁煙と口腔腫瘍との関連性/McRobbie H)
重症化する症例は少なく、多くは1か月以内に治癒します。
引き続きニコチンパッチを使用して禁煙を継続していただいて問題ありません。
良かったら参考にしてみて下さい。
白金歯科