被せ物へのダメージ
こんにちは!白金歯科医院です😊
虫歯の再発などのトラブルがないのに、
いくら直してもすぐに詰め物が取れたり、
被せ物が欠けたりすることはありませんか。
そういう場合は歯ぎしりが原因の可能性が高いです。
今日は歯ぎしりによる被せ物へのダメージについてお話しします。
通常、自分の歯は歯ぎしりなどの強い咬合力が加わるとわずかにたわみ、
その衝撃を少しでも吸収してダメージを和らげようと働きます。
ところが金属の芯棒(メタルコア)で補強して被せ物をしている歯では、
強い咬合力が加わると天然の歯根部分はたわんでも、
金属の芯棒部分はたわみません。
こうしてたわみ具合に差が生じることによって金属の芯棒が楔のように、
歯を割ったり折ったりしてしまうことが起こります。
現在、被せ物の材料にはセラミック/ハイブリッドセラミック、
コンポジットレジン(プラスチック)、金(金合金・白金加金)などがあります。
その中でも「見た目が良い」、「傷や汚れがつきにくい」などの理由でセラミックの人気が高いです。
しかしセラミック製の被せ物は金属製のもの(銀歯など)より壊れやすく、
食事の際に硬いものを食べる程度なら問題ありませんが、
歯ぎしりがもたらす無制限な咬合力には耐えられないです。
歯ぎしりをしている人がセラミック治療をする場合は、
・ナイトガードで歯の詰め物、被せ物を守る
・セラミックの中でも最も硬い「ジルコニア」という材料のみを使う
などの特別な配慮が必要になります。
良ければ参考にしてみてください。