歯周病とは?
こんにちは!白金歯科医院です😊
今日は歯周病についてお話しします。
歯は歯肉、骨、歯と骨を直接結びつける繊維(歯根膜)、
その繊維と歯の根を結びつける組織(セメント質)の4つの組織によって支えられています。
歯周病というのはこの歯を支えられている4つの組織に起こる病気のことを言います。
歯周病には歯肉に炎症がみられる初期症状の「歯肉炎」とそれが進行して重症化し、
歯を支える骨が溶けてしまう「歯周炎」があります。
健康な歯肉は薄いピンク色で引き締まっています。
みかんの皮のようなブツブツした小さな凹み(繊維のあと)がみられることもあります。
しかし毎日の歯磨きが不十分だと堆積した歯垢の中にいる歯周病菌の影響で、
歯肉に炎症(歯肉炎)が発生します。
最初に歯肉炎が発生する部位は歯と歯の間の部分です。
歯肉は赤く丸みを帯びた形になって腫れ、歯が磨くと出血します。
この段階では痛みはほとんどありません。
痛みがないからといって歯肉炎をそのままにしておくと、
炎症が進行して歯を支えている土台の骨が溶け始め歯周炎となっていきます。
歯周炎では歯と歯肉の間に歯周ポケットという細くて深い溝ができて、
歯ブラシではその部分の汚れが磨きにくくなり、歯周病菌が繁殖するようになります。
さらに進行すると、骨は溶けて吸収され、歯と骨をつなぐ役目の歯根膜が破壊されて、
歯がぐらぐら動いて噛めなくなることもあります。
そのまま治療しないで放っておくと動いていた歯は自然に抜けてしまうこともあります。
成人では歯周病は歯が抜ける最も大きな原因となっています。
良かったら参考にしてみて下さい。