こんにちは!白金歯科医院です😊

先日、口腔がんの検診についてお話ししましたが、

その中には基本的な検査だけでなく、より詳細な検査として細胞診があります。

今日は細胞診についてお話しします。

細胞診とは病変部の細胞の形からがんの有無を判定する1つの有力な手段です。

細胞診は全身のあらゆる部位が対象で細胞を採取する方法はいくつかありますが、

口腔がん検診では擦過細胞診を用います。

擦過細胞診は病変の表面を擦って細胞を集めます。

擦る道具にはサイトブラシ、歯間ブラシあるいは綿棒を用います。

ブラシで擦ると重層扁上皮の上層~中層の細胞がブラシにくっついてきます。

粘膜から擦り取られた細胞はスライドガラスに張り付けた後に染色して顕微鏡で観察します。

細胞診は口臭が気になるときの舌磨きのように、

病変の表面にびらんや潰瘍がなければ痛みや出血はほとんどありません。

擦ることにより患者さんが痛みを訴える場合は表面に局所麻酔スプレーを施した後に、

細胞摂取を行うことがあります。

白金歯科