キシリトールガムの種類の違い
こんにちは!白金歯科医院です😊
「キシリトール入りのガムには多くの種類がありますが、
どのような違いがありますか。」
こんな質問をいただきました。
今日はキシリトールガムの種類の違いについてお話しします。
現在のチューインガムは砂糖に代わり代用甘味料が添加された
製品が数多く販売されるようになりました。
ガムに添加される代用甘味料としては、キシリトール、
ソルビトール、アスパルテームなどがありますが、
これらの甘味料は虫歯の原因となる有機酸がほとんど産生されません。
さらにガムを噛むことで唾液の分泌が促進されることから、
代用甘味料を含むガムの常用に虫歯が予防されると考えられています。
(参考:糖アルコール含有ガムがう蝕に及ぼす影響のシステマティックレビュー/Deshpande A)
代用甘味料にはそれぞれ甘さに違いがあり、
多くのガムでは複数の代用甘味料が様々な割合で配合されています。
最近では代用甘味料だけでなくエナメル質の再石灰化を促進させる物質として、
リン酸化オリゴ糖カルシウム(POS-Ca)やカゼインホスホペプチド(CPP-ACP)を
加えたガムを市販されています。
歯科専売品のガムにはこれらの成分やキシリトールの配合割合を高めたものや
フッ化物を加えたものがあり虫歯予防効果の向上が期待されています。
(参考:隣接面う蝕におけるCPP-ACP含有シュガーフリーガムの予防効果/Morgan MV)
良かったら参考にしてみて下さい。