歯の健康と脳の関係
こんにちは!白金歯科医院です😊
「歯がない人は認知症になりやすいでしょうか。」
こんな質問をいただきました。
今日は口腔の健康と脳への影響についてお話します。
これまでの研究で以下のことがわかっています。
〇ものを噛むと脳は刺激を受け、活性化される
ものを噛む行為には、脳を刺激する働きがあります。
歯と歯を嚙み合わせた時の刺激は、歯の根にある膜から脳に伝わり、
脳における感覚、運動、思考、意欲などを司っている部分を活性化させます。
〇歯の数が少ないと脳の働きに影響が出る
残っている歯が少ないほど、
記憶や学習能力にかかわる海馬や
意志や思考の機能を司る前頭葉の容積が少なくなっていました。
〇歯がない人の認知症リスクは高い
残っている歯が20本以上ある人と比較して歯がなく、
入れ歯がない人の認知症のリスクは1.9倍高くなります。
またよく噛んで食べる人に対して、
あまり噛めない人の認知症リスクは1.5倍高くなります。
〇口腔内細菌は認知症に関係すると思われる
歯周病原菌由来の毒素(LPS)がアルツハイマ―病の発症と関係があると見られており、
認知機能の低下と歯周組織の炎症度が比例しているということもいわれています。
自分の歯でなんでも食べられることが、健康長寿の元です。
白金歯科